世界最高の発光効率(70lm/W)と光束(245lm)を実現した照明用白色パワーLEDCL-L100シリーズの開発
更新日:2005.06.23
[ 製品情報 ]
電子部品メーカーである(株)シチズン電子(山梨県富士吉田市 資本金19億8,855万円 枡澤 敬社長)では、世界最高の発光効率の実現と同時に多彩なアプリケーション展開を可能とし、LED照明の世界に新たな可能性を広げる多用途対応型照明用白色パワーLEDランプ「CL-L100」シリーズを開発しました。
当社は、一昨年の秋から一般照明用白色パワーLEDランプの開発・生産を手がけてきましたが、以来、確実にその性能(発光効率)を高め、量産レベルでは常に世界最高水準の発光効率を誇ってきました。今回開発した「CL-L100」シリーズは、当社の従来品の1.4倍で世界最高の発光効率となる70lm/Wを達成するとともに、ランプ単体として世界最高の全光束245lmを実現した画期的な製品です。
さらに「CL-L100」シリーズは、50mm×7mm×2mmの薄型、長方形パッケージですが、この単体パッケージを縦、横あるいは立体的に円筒形になるようにレイアウトすると、それぞれが下記の代替品をイメージした光源モジュールとなり、多彩なアプリケーション展開を可能としています。
なお、上記光源モジュールは、すべて12Vで駆動し、入力電力35W時の光束が2,450lmを達成しています。
白色LEDは、次世代の照明用光源として注目を集めていますが、従来は発光効率においても、得られる全光束値においても十分とはいえず、そのことが普及の足かせの一部ともなっていました。しかし、当製品は、蛍光灯の発光効率である約50lm/W~約100lm/Wにほとんど肩をならべ、自動車のヘッドランプに使われるハロゲンランプが明るいもので1,500lmとなっているのに対し、上記、バルブモジュールでは2,450lmを達成し、それらの問題点を克服した先進の製品といえます。
当製品は、素子自体の輝度とその光の取り出し効率を、現時点での最大値といえるところまで高めたことにより世界最高水準の発光効率を実現しました。当製品は2006年中の量産を目指して開発を続けていきますが、今後は、パッケージ自体の改良と器具や用途に応じた放熱対策により、量産開始までにはさらに性能を高めていく計画です。
照明用光源としてのLEDランプは、その性能が向上するのに比例して、市場の広がりを見せていますが、現段階での主な用途は、その寿命の長さから高所や屋外でメンテナンスが困難な場所にある照明や光自体に熱を含まないという特徴から、安全面で発熱を嫌う病室用の読書灯やフットライト、同じく発熱を嫌う生鮮食品用ライト、白熱灯(バルブ)に比べて高発光効率という点から燃費に直結する車載用ランプなどです。また、蛍光灯には有害な水銀が含まれますが、LED照明には含まれず、省エネルギーでクリーンな光源として、照明用LEDは、今後はますますその市場は広がりを見せ、照明機器用光源の主流となるものと確信しています。
東京オフィス マーケティング第二課 天野、檀上
TEL:03-3493-2716
製品問い合わせ専用メールアドレス:E-mail: inquiry@ce.citizen.co.jp
当社は、一昨年の秋から一般照明用白色パワーLEDランプの開発・生産を手がけてきましたが、以来、確実にその性能(発光効率)を高め、量産レベルでは常に世界最高水準の発光効率を誇ってきました。今回開発した「CL-L100」シリーズは、当社の従来品の1.4倍で世界最高の発光効率となる70lm/Wを達成するとともに、ランプ単体として世界最高の全光束245lmを実現した画期的な製品です。
さらに「CL-L100」シリーズは、50mm×7mm×2mmの薄型、長方形パッケージですが、この単体パッケージを縦、横あるいは立体的に円筒形になるようにレイアウトすると、それぞれが下記の代替品をイメージした光源モジュールとなり、多彩なアプリケーション展開を可能としています。
- ラインモジュール(縦のライン状レイアウト):冷陰極管(CCFL)
- パネルモジュール(縦横の平面状レイアウト):ELパネル等の面発光デバイス
- バルブモジュール(円筒形レイアウト):自動車のヘッドランプ用バルブ
なお、上記光源モジュールは、すべて12Vで駆動し、入力電力35W時の光束が2,450lmを達成しています。
白色LEDは、次世代の照明用光源として注目を集めていますが、従来は発光効率においても、得られる全光束値においても十分とはいえず、そのことが普及の足かせの一部ともなっていました。しかし、当製品は、蛍光灯の発光効率である約50lm/W~約100lm/Wにほとんど肩をならべ、自動車のヘッドランプに使われるハロゲンランプが明るいもので1,500lmとなっているのに対し、上記、バルブモジュールでは2,450lmを達成し、それらの問題点を克服した先進の製品といえます。
当製品は、素子自体の輝度とその光の取り出し効率を、現時点での最大値といえるところまで高めたことにより世界最高水準の発光効率を実現しました。当製品は2006年中の量産を目指して開発を続けていきますが、今後は、パッケージ自体の改良と器具や用途に応じた放熱対策により、量産開始までにはさらに性能を高めていく計画です。
本製品の特徴
- 世界最高の発光効率70lm/Wを実現。
- 入力電力3.5Wの大電流に対応、3.5W入力時の全光束値245lmを実現。
- 実装用基板を必要とせず、様々なアプリケーションにフレキシブルに対応。
- シートスタイルの極薄型面発光光源。
- はんだを使用しないネジ止めにより金属材料に直接取り付けることが可能であり、パワーLEDの問題点とされている放熱性への対処について有利な構造。
光源比較
入力電力 | 発光効率 | 光束 | |
---|---|---|---|
CL-L100単体 | 3.5W | 70lm/W | 245lm |
40W 白熱灯 | 40W | 約12lm/W | 485lm |
40W 直管蛍光灯 | 40W | 約50lm~100lm/W | 2,700lm |
電球型蛍光灯(40W相当品) | 8W | 約60lm/W | 485lm |
CL-L100バルブモジュール | 35W | 70lm/W | 2,450lm |
自動車用ハロゲンランプ | 60W | 約25lm/W | 1,500lm |
CL-L100ラインモジュール | 35W | 70lm/W | 2,450lm |
照明用光源としてのLEDランプは、その性能が向上するのに比例して、市場の広がりを見せていますが、現段階での主な用途は、その寿命の長さから高所や屋外でメンテナンスが困難な場所にある照明や光自体に熱を含まないという特徴から、安全面で発熱を嫌う病室用の読書灯やフットライト、同じく発熱を嫌う生鮮食品用ライト、白熱灯(バルブ)に比べて高発光効率という点から燃費に直結する車載用ランプなどです。また、蛍光灯には有害な水銀が含まれますが、LED照明には含まれず、省エネルギーでクリーンな光源として、照明用LEDは、今後はますますその市場は広がりを見せ、照明機器用光源の主流となるものと確信しています。
照明用の白色パワーLEDランプの一般的な特徴
- 白熱灯の約1/3の電力で済む低消電光源。
- 白熱灯の約20倍、約4万時間の長寿命によるメンテナンスフリー。
- 蛍光灯で使用されている水銀のような有害物質を含まない。
- 光自体に熱を含まない。
- 災害時に蛍光灯などのように割れず、ガラスの破片などが出ないので安全。
- 小さい・軽い・薄い。
各種お問い合わせ先
照明用LEDの販売に関するお問い合わせ:東京オフィス マーケティング第二課 天野、檀上
TEL:03-3493-2716
製品問い合わせ専用メールアドレス:E-mail: inquiry@ce.citizen.co.jp