照明用LED「CITILED Vivid シリーズ」第二弾 「色をより鮮やかに見せる『彩度』を追求した高彩色LED」を開発
更新日:2016.10.20
[ 製品情報 ]
シチズン電子株式会社(本社:山梨県富士吉田市、社長:郷田 義弘)は、照明用LED「CITILED Vividシリーズ」第二弾として、従来品と比べ彩度を2倍に高め一層鮮やかに照らす「CITILED VividシリーズBrilliantタイプ」と、鮮やかさを高めつつ自然に見える「CITILED VividシリーズNaturalタイプ」を開発しました。
本製品は10月27日より開催される「香港インターナショナル・ライティング・フェア2016」に出展します。
◆開発背景
LEDの普及に伴い、明るさや発光効率だけではなく、対象物をより美しく綺麗に見せるといった光を演出に使う用途も拡大しており、ますます「光の質」に対する要求が多様化しています。
当社ではこの様な光のニーズに対し、彩度を高めその物が持つ本来の色をより鮮やかに見せることを目的とした高彩色LED CITILED Vividシリーズも開発しました。
第二弾となる今回の新製品は、彩度を追求した2タイプの製品をラインアップしており、お客様の目的・ニーズに合わせお選びいただけます。
1.CITILED VividシリーズBrilliantタイプ
より一層鮮やかに照らす ディスプレイなどのスポットライトに最適
2.CITILED VividシリーズNaturalタイプ
鮮やかさを高めつつ自然に見える 空間照明に最適
色の鮮やかさが重視される店舗照明や美術館、撮影スタジオを始め、彩度が高まることにより明暗のコントラストが向上し紙面の文字が見やすくなるため、図書館や学校など教育施設用照明にも最適です。
今後もCOBタイプ※1LEDの先駆者として、新たな光の価値を創出していきます。
※1 Chip on Boardの略称で、LED素子を基板に直接実装した構造
◆製品の特長
1.CITILED Vivid シリーズ Brilliantタイプ
光の彩度が高まると、物の色が鮮やかに美しく見えます。CITILED Vividシリーズは、一般的なLED照明と比べて、すべての色において、彩度を表す⊿C*ab※2値がプラスとなっており、 その物が持つ本来の色を鮮やかに引き出すことが可能です。
今回開発したBrilliantタイプは、使用している蛍光体などの材料配合の調整により、全体のバランスを保ちながら従来低かった赤や緑の彩度を高めることで、鮮やかさを2倍に高めることを実現しました。より一層色の繊細な美しさを表現することが可能となり、店舗のディスプレイや美術館などのスポット照明に最適です。
※2 ⊿C*ab値は国際照明委員会(CIE)が策定した、CIE 1976の中で定義されている彩度差を表す指標で、15色の基準色からなり、値が大きいほど色鮮やかに見えます。
2.CITILED Vividシリーズ Naturalタイプ
現行CITILED Vividシリーズの⊿C*ab値(彩度)を維持し、対象物の鮮やかさを際立たせつつ、彩度バランスを調整することで、自然に見える製品となっています。
◆2タイプ共通の特長
アルミ基板に直接LED素子を実装し、放熱性に優れた構造のチップ・オン・アルミ工法(当社特許)を採用。また従来のCOB シリーズやCITILED Vivid シリーズと同一のパッケージサイズを踏襲しており、照明器具設計の効率化が図れます。
■製品の主な仕様( CITILED Vivid シリーズ Brilliantタイプ、Naturalタイプ共通)
「CITILED The Light Engine」とは、シチズン電子の照明用LEDのブランド名です。
CITILEDはシチズン電子株式会社の登録商標です。
リリースに掲載されている情報は、発表日時点の情報です。