精密電子部品メーカーであるシチズン電子株式会社（山梨県富士吉田市　資本金19億8,855万円 枡澤　敬社長）は、大光量と高効率を高次元で両立させた世界最高水準の照明用白色パワーLEDランプ“CL-L102-C7シリーズ”を開発しました。

　当社は携帯電話などの電子機器向けのLED光源では、常にリーディングカンパニーとして多くの実績を積み重ねてきました。そしてその実績をもとに一般照明用の白色パワーLEDランプの分野にも進出、量産品レベルでは常に世界最高水準の発光効率を維持しております。既に光量245lm,発光効率70lm/Wを達成したCL-L102-C3シリーズを製品化し、国内外の多くの照明器具メーカー 様に御採用頂いております。

　今回開発した“CL-L102-C7シリーズ”は、既存のCL-L102-C3シリーズの発展型であり放熱性に優れたメタルコアベースのパッケージを継承しています。そして製品サイズを変更することなく2倍以上の光量アップを達成しました。

　その実力は現在照明用光源として広く普及している白熱電球40Wおよびその代替品として普及が進んでいる電球形蛍光灯8W（ともに全光束:485lm）を上まわる光量をLEDランプ1個で実現するこ とができます。また照射光中に赤外線（熱線）および紫外線を含みませんので白熱電球や蛍光灯の使用が困難であった場所への設置にも適しています。さらに太陽電池システムなどの発光効率の優先度が高い用途に対しては、本品への入力電流を下げて使用することにより、150lmの光量を110lm/Wの効率で得ることもできます。

　現在広く普及している一般照明用ランプに相当する光量を、高い発光効率と非常に薄いパッケージサイズそしてLEDならではの長寿命とともに提供できる本製品は、照明アプリケーションの開発に新たな可能性をもたらすものと確信しております。今後もシチズン電子は更なる光量の増大ならびに発光効率の向上を目指すとともに、これらの要素を両立させた実用的な照明用LEDランプの開発を継続的に実施しLED照明の普及に努力致します。

　また本シリーズは、色温度2900Kタイプも標準仕様としてラインナップする予定です。
なお本品のサンプル出荷は2007年10月、量産出荷は2008年1月を予定しております。
 

CL-L102-C7N [5000Kタイプ]の概要

入力電流（mA）	700
全光束（lm）	540
発光効率（lm/W）	74
色温度（K）	5000
外形寸法（mm）	L:50×W:7×H:2

CL-L102-C7N（本製品）

入力電流（mA）	160（効率優先時）
全光束（lm）	150
発光効率（lm/W）	110

詳しい内容は、PDFをご覧ください。

本製品の特徴

1. 量産レベルとしては世界最高水準の大光量540lm、高効率74lm/Wの両立を実現
2. 実装用基板を必要としないネジ止め構造
3. 放熱性に優れるメタルコアベースのパッケージ
4. 極薄の面発光光源
5. 入力電流を下げることにより150lmの光量を110lm/Wの高効率で出力することも可能

 

問い合わせ先

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販売：営業本部　マーケティング第二課　天野、檀上、柳（りゅう）
TEL：03-3493-2716
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