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オスラムグループとの白色LED特許に関する和解の件

更新日:2007.07.17

[ 会社情報 ]

各位

平成19年7月17日
シチズンホールディングス株式会社
シチズン電子株式会社

オスラムグループとの白色LED特許に関する和解の件


シチズンホールディングス株式会社(本社:東京都西東京市 代表取締役社長 梅原 誠)の子会社であるシチズン電子株式会社(本社:山梨県富士吉田市 代表取締役社長 枡澤 敬)、(以下「当社」という。)は、オスラムGmbH社(本社:ドイツ国ミュンヘン)及びオスラム・オプト・セミコンダクターズGmbH社(本社:ドイツ国レーゲンスブルク)、(以下、上記二社を「オスラムグループ」という。)との間において、2005年から続いた両者の特許に関する係争問題について和解に達し、2007年7月13日付にて和解契約を締結しました。
当社は、1985年に世界に先駆けて表面実装型LEDランプを開発、量産を開始しました。同製品は、電子機器の軽薄短小化が進むなかで市場ニーズに適した製品として売上を伸ばし、電子部品業界において確固たる地位を築いてきました。とりわけ、1995年頃から大きく成長しました携帯電話市場向けにはその照明、表示デバイスとして同製品は必要不可欠な製品となり、また2001年からは白色LEDパッケージの量産も開始し、当社を支える事業に成長しました。
しかし、2005年に当該白色LED製品が、オスラムグループの特許に抵触しているとして、同社よりドイツにおいて提訴され、翌年にはアメリカにおいても同様に提訴されました。当社は見解の相違を示し、同社の特許の有効性について反訴するなどして係争問題へと発展しました。
LED製品は、今後、一般照明市場や車載市場あるいは中大型LCDディスプレイのバックライト市場などに展開が図られ、爆発的な需要の伸びが期待されています。当社はその新たなる成長市場に向けて製品開発や用途開発を加速しなければならない環境と認識し、今回の係争問題の早期解決を最優先に捉え、白色LED関連あるいはパッケージング関連において特許、技術を保有するオスラムグループとの協力体制を築くことが当社発展への有力な方策であり、当社の成長をさらに加速させるものと考えております。今後は具体的な協力の可能性を探りつつも、自由な競争関係のもと、LED市場のさらなる拡大を図ることが当社の社会的責任であるとの判断から今回の和解に至りました。尚、シチズンホールディングス株式会社の業績(連結)見通しに変更はありません。

シチズン電子について
当社は1970年、音叉式腕時計の一貫生産を目的に設立されました。その後、電子部品分野に進出し、表面実装型LED、同LEDを使用したバックライトユニットなどの応用製品、各種光センサー類、小型スイッチ、小型音響部品等を製造販売しています。国内では山梨と福島、中国には広東省江門市、江蘇省蘇州市、江蘇省南京市に製造拠点を有し、ドイツ、アメリカ、シンガポール、香港、上海、北京に販売拠点を有しています。
 

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シチズンホールディングス株式会社
広報室 宮崎・山下
TEL 042-466-1232(直通)