中国蘇州市にカラー携帯電話用液晶バックライトの新製造拠点を設立
更新日:2003.03.24
[ 会社情報 ]
平成15年3月24日
中国蘇州市にカラー携帯電話用液晶バックライトの新製造拠点を設立精密電子部品メーカーである当社(株式会社シチズン電子 山梨県富士吉田市 資本金19億8,855万円 枡澤 敬社長)では、このたび、中国江蘇省蘇州市呉中区にカラー携帯電話向けの液晶用バックライトユニットの製造拠点として、「西鉄城電子蘇州有限公司」を設立しました。
当社は、1988年に中国広東省江門市に製造拠点を設け、以来、各種の製品を中国内で製造してまいりました。カラー携帯電話用のバックライトユニットも、昨秋より同工場で本格的な量産に入りましたが、携帯電話の海外市場におけるカラー化は、予想以上の速さで進展しており、同工場の生産能力(月産400万台)もすでに限界点に近い状態での操業となっています。
海外市場における携帯電話のカラー化は、昨年後半から本格的に立ち上がり、小型カラー液晶には必要不可欠な部品である高輝度白色LEDランプを使用したバックライトユニットの需要も急速に膨らんできました。この市場では今後もさらなる需要増が見込まれ、このままでは十分な供給を続けることが困難であるとの判断から新たな製造拠点の設立となりました。蘇州市への進出を決めたのは、蘇州市がある華東地区には、当社の顧客である大手液晶メーカーが多く進出しており、お客様からの要望へのよりスピーディーな対応等、サービスの向上が図れると判断したためであります。
「西鉄城電子蘇州有限公司」では、最終ユーザーである欧米を中心とした海外の大手携帯電話機メーカー向けにバックライトユニットを月産400万台生産する予定であり、広東省の工場と併せて海外市場向けのバックライトユニットの生産能力は月産800万台となります。国内では国内市場向けに月産100万台の能力を有しているので、合計で月産900万台の生産能力となります。
販売面では、当社の香港にある販売会社「C-E(HONG KONG)LTD.」や広東省江門市と北京にある製造販売会社「訊科電子有限公司」、そして販売機能も有している「西鉄城電子蘇州有限公司」の3社と日本の本社が連携して、中国に進出している欧米の大手企業はもとより、発展著しい中国の国内メーカーにも積極的なアプローチとベストなサービスを提供できる体制を整えていく所存です。「西鉄城電子蘇州有限公司」は、当初はバックライトユニットのみの生産となりますが、その後は他の電子部品の生産も手掛け、幅広い要求にお応えできる体制を構築する予定です。
「西鉄城電子蘇州有限公司」の概要は以下のとおりです。
会社名 | 西鉄城電子(蘇州)有限公司 Citizen Electronics (Suzhou) Co.,Ltd. |
||||||||
所在地 | 中国江蘇省蘇州市呉中区胥口鎮胥江工業園内 | ||||||||
代表者 |
|
||||||||
事業内容 | バックライト最終組立工程 | ||||||||
資本金 | 総投資額 約5億円、資本金 約2億5千万円 | ||||||||
出資 | 株式会社シチズン電子 100% (間接所有含む) | ||||||||
設立年月 | 2003年3月 | ||||||||
敷地面積 | 約7000m2 | ||||||||
建物面積 | 約6600m2 | ||||||||
従業員数 | 400名程度 | ||||||||
操業開始 | 2003年5月末 |